Ueber die Otaku-Kultur

※この系統を別ファイルとして分離したのは 2000 年 7 月なので、 Verzeichnisse fuer das Alltagsleben (1999/07-1999/12) にもこのテの記事はあります。

※作品評論は漫画と付箋もご覧ください。

バックナンバー


02.08.24 女の子同士の恋愛が描かれた漫画

という題のスレッドが 2ch に立っている。 高瀬綾『聖ルームメイト』(1992; なかよし)、 椎名あゆみ『あなたとスキャンダル』(1993〜; りぼん)、 武内直子『美少女戦士セーラームーン』(第 3 部; 1994; なかよし) あたりはガイシュツである。

基本的に私は異性装モノが好きで(だからこそ、この歳で某漫画目当てに『小学五年生』を読んだりもしているのだが)、 最近の軽めのモノなら百合物も好きなので、こういう話題には興味がある。

ただ、百合物の古いやつはどうしても話が暗くなってしまうので、 好きになれない。やっぱり上記の 3 作品以降であろうか。 (藤本由香里『私の居場所はどこにあるの?─少女マンガが映す心のかたち』 学陽書房、1998、の中の『あなたとスキャンダル』『美少女戦士セーラームーン』についての記述も参照のこと。)

そうしているうちに、MANGA BONBONS Yuri Database なるページが紹介されている。 そこで、椎名あゆみについてのページを覗いてみると、『あなたとスキャンダル』 について、こんな記述がある。

A very sweet story with a very silly ending.
Certain to leave yuri fans disappointed...
まあ、あの結末(この文章の続きに書いてあるけど、その記述はちょっとポイントを外していると思う)は一種の定石だけど、「a very sweet story」が成就するという結末もあり得たと思う。

せっかくなのでもう少し読み進める。

Tomoka, a cute girl in junior high school,
happens to fall in love with Yuki,
前半は誤りである。中学生ではなく、高校 1 年生。

後半、ユキなんて奴いないだろ、『ベイビィ☆LOVE』 の由希と混同してないか? 友香の相手は芹香だろ…と一瞬思ったけど、 「結城さん」のことなのね。納得。

ちなみに、その後の

... it's the kind of story that really gives you warm and fuzzy feelings... ^_^ As for Yuki, she is a bit freaked out by Tomoka's love at first, but, little by little, she starts feeling something for Tomoka too... Aw, it's so romantic... *^_^*
という評は非常に的確なので、ぜひ一読を勧める。

02.05.04 「my sweet heart」

ひさびさに早く起きたので、噂の東京ミュウミュウを見ることにする。まあ、話のほうは、 そつなくまとまってはいるものの、どうあがいてもセーラームーンの 2 番煎じにしかならないだろうと諦めているので、注目すべきは主題歌と BGM である。

主題歌。小松里賀「my sweet heart」とある。 割と素直な曲調で、耳になじんで聴きやすい。歌詞はとてつもなくクサいが、 どのみち私は歌詞がどれだけクソであってもメロディーさえよければ聞き入ってしまうので、無問題だ。

…おい、ちょっと待て。

女の子はみんな無敵になれる 特別な魔法知ってるの♪
とあるけど、これって、昔の某の
女の子は誰だってしあわせになれる 恋が始まれば輝き出す♪
のパクリでないかい?(嘘)
出典はあえて伏せるので、分かる人だけ笑ってください。 あ、いちおう同じ講談社か(^^;)

(02.10.30) 知人から、 この曲には 「女の子は誰だってしあわせになれる 愛がみなぎれば輝き出す♪」 というフレーズもあるとの指摘を受け、確認したところ、 確かにこのフレーズが確認できた。

劇中の BGM もなかなかよくまとまっている。 サントラ CD の発売が楽しみである。

(02.08.12) ふだん愛用している某書籍通販サイトで検索したところ、 9 月 25 日発売だそうである。 「my sweet heart」はフルコーラスで採録されているだろうか? 期待して待つことにする。

(02.10.12)『なかよし』11 月号によると、 TV サイズで収録とのことである。
  …OP と ED の CD も買えってか?
  しかも、OP と ED がそれぞれ別の CD になっている(;_;)
  そんなに最近のアニメのソロバン勘定って厳しいの??

02.05.19 遅ればせながら、毎年恒例のこの映画

遅ればせながら、この映画を見てきた。

駅に到着したのが 12:10 で、次の開演が 12:20 という。 なんというグッドタイミング!

入場券売り場には立ち見とあったが、実際に入ってみると座れてしまった。 ただ、封切りからかなり時期が経過していたこともあって、 終了後に関連グッズを買おうと思ったが売り切れがけっこうあって残念。

サウンドトラック CD は、映画館と同じビルのレコード屋で無難にゲット。

さて、内容について少しコメント。 某人物の声が緒方恵美さんだと気づかなかったのは不覚。 (言われてみればたしかに緒方さんの声だったのだが。) あとは、米国人のはずの会長の英語が日本人訛りだったのも不満 (あとで調べたら、演じていたのは津嘉山正種さんだった)。

ストーリーは今までの作品と比べるとすこし説教臭さが拭えない。 物語のテーマがちょっと今の私にはアレなので、やや憂鬱気味でもある。 江戸川乱歩賞作家を脚本に起用した、というのがひとつの売りなのだが、 私としてはこのシリーズの映画にはアクションシーンを期待しているので、 やや不満である。

というわけで、次回作に期待したい。

01.11.04 『なかよし』の発行部数

某メールマガジンのこの日の配信で知ったのだが、『なかよし』 がモーニング娘。のフィギュアを全員大サービスに出す、ということがスポーツ新聞のネタになっている。

別のスポーツ新聞のサイトにも掲載されている。Internet Archive Wayback Machine による記録を参照。

さて、それによるとややショッキングな数字がある。いわく、

創刊46年を迎える同誌(発行部数・50万部)は、(中略) 「大反響で、15万部ほど部数が伸びた。似顔絵など手紙類も1日 300通ほど来る」(編集部)という“モー娘効果”を記録。
下線は飯嶋が付した)とのことであるが、 まさかここまで部数が落ちていたとは。 セーラームーンで 200 万部を売り上げていた時代を知っているだけに、 今の状況は残念でならない。

えいこ氏の集計によるとずいぶん波があるようだが (セーラームーンのひとつ前の、1970 年代後半のピークはおそらく 『キャンディ・キャンディ』効果だろう)、 それにしても今の落ち込みは激しい。

ネット上の某所では色々とその原因の分析などが行われていて、いわく、 セーラームーンで味をしめて「大きなお友達」狙いで CLAMP に頼って生え抜きの人が去っていったのが原因とか、 有望な新人が育っていないとか、いろいろ言われている。

個人的には、いまのなかよしがメディアミックスに固執しているあたり (→参考資料: 某就職情報サイトに掲載された『ミュウミュウ』 担当編集者のコメント;すでに削除されています)、 しばらく前の週刊少年ジャンプとおなじ轍を踏んでいるような気がしてならない。いずれにせよ、昔からのファン(ああ、 私もそう言える身分になったのか…)としては、 早く立ち直ってほしいものである。

01.04.29 『少女少年 IV』速報

例年より 1 ヶ月早く発売になったので、早速買ってくる。 で、感想を 2 点ほど。

女のほうが得

第一回、主人公(♂)が女装している理由が 「女のほうがいろいろと得だから」とある。ふたむかし前の女性なら、 女はいろいろと制限されて自由に行動できない、だから男のほうが得だ、 という結論が多かったようだが、いつの間に時代が変わったのだろうか。 たしかに今の時代、少なくとも高校生までは、 男女で大きく差別されるということはない。 (もっとも、年齢が上がると事情はまた変わってくるのだが、 それでも個人的には、子供を作らなければ今や女のほうが得だと思う。)

いつの渋谷だ?

もうひとつ、裏表紙の合成写真(実写の写真の上に、やぶうち先生の CG が合成してある)を見て少々びっくり。

撮影ポイントは東京・渋谷のセンター街(ハチ公前から 109〜西武百貨店あたりを望む角度)なのだが、「UC カード」と「SEED」 の看板の間の位置のネオンサインらしき文字の内容がちょっとアレなのだ。 まあ、その先は見てのお楽しみ(^^;)

…、とネットニュースに投稿したら、 「普通の写真をスキャナで取り込んだのだろうか、画質が荒い」 という話が出た。気づかなかったよ…

(02.07.04 注) 後で 2ch の過去ログを漁っていたら、 次のような記述を発見した。(このスレッドの 167 番。)
「たぶん貸しポジを使っているのでしょう。 広告とかで写真をわざわざ撮り下ろす手間をかけたくないときに 「だいたいこんなイメージの写真」 というのを貸してくれる商売があるんですよ。 ストックだから、そうそう最新のものばかり揃っているとは限らない。」
だそうである。


Copyright © IIJIMA Hiromitsu aka Delmonta, 2016/03/10 15:09 JST
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