公衆電話の硬貨投入口に、こういう注記がある。
100 円はおつりがでません
はて、これはどういう意味だろうか。ひょっとして、 たとえば 100 円玉を 2 枚投入して電話をかけて、100 円で済んだ場合、 もう 1 枚の 100 円玉は返ってこないということだろうか。
しかし、英語の表記を読むと正確な意味が分かり、 そうではないことがわかる。
No partial refunds for 100yen coins
要するに、100 円玉を入れて、 電話代がたとえば 80 円で済んでしまった場合は、 20 円のお釣りは出ない、という意味である。 200 円を入れて 100 円を使った場合なら、きちんと 100 円が戻ってくる。 (…はずである。100 円玉で電話をかけたことがないので。)
たまたまテレビを見ていたら、「Musix!」 という音楽番組が流れていた。
そこでふと気づいたのだが、曲が流れている間はずっと、画面の上隅に 「♪曲名/歌手名」の字幕が小さく表示されているのである。この字幕は、 曲の途中からチャンネルを合わせた人でも曲名を知ることができるので、 非常にありがたい。
私の知る限りでは、「速報!歌の大辞テン!」が同様に字幕を出しているが、 他の番組ではめったに見ない。ぜひ見習ってほしい。
訳あって一文無しである。
きのう休日出勤して、 夕方になってから社用車でクロネコヤマトまで宅急便を出しに行ったのだが、 高速道路と併走している某国道の渋滞に巻き込まれてしまい、 会社に帰ってきたときにはすでに施錠されていてモヌケの殻、 現金もキャッシュカードもクレジットカードもすべて財布に入って、 作業着とともにロッカーの中に入っているのである。
さいわい、自宅の鍵と定期券は手元にあったので自宅には辿りついたが、 これにしても、 鍵はロッカーの鍵と自宅の鍵を同じキーホルダーにつないであったからだし、 定期券のほうは運転免許証と一緒にしてあったからである。つまり、 「面倒だから免許証不携帯でいいや」 と考えてロッカーの中に入れっぱなしにしていたら、自宅にはたどり着けず、 かといってホテルに泊まる金もなく、 駅寝もしくは最近流行りの「漫画喫茶で徹夜」という荒業も不可能、 まっとうな防寒具もないまま野宿初体験、 という最悪の事態に陥っていた可能性が高い。
(03.03.05)いま考えたら、 そういうときはだれか会社の近くに住んでいる社員に頼み込めば、 往復の交通費くらいは貸してくれたとは思うのだが。
さいわい運転免許証はあるので、週末の資金繰りに、 とサラ金に駆け込んだけど、いわく、 「利用している信用情報調査機関が本日の業務を終了してしまったので、 即日融資はできない」だそうで、借りられなかった。
結局、郵貯の通帳が自宅にあったので、 翌朝に現金を引き出して事なきを得た。郵貯はミンカンと違って、 カードがなくても通帳だけで引き出せるのがすばらしい。
ちなみに、私の父は常日頃から、万一財布を紛失したときに備えて免許証入れや鞄に現金を忍ばせている (車社会なので定期券は持っていない)。私も見習おう。
本日の教訓:
一つのカゴに全ての卵を盛ってはいけない
──ヨーロッパのことわざ
私は左利きである。 だから、料理をするときは包丁を左で持つし、箸も左である。 もっとも、幼少のみぎりに矯正されたので、ペンとハサミは右である。
ところで、私の知り合いには何人か他にも左利きがいる。 その中のひとり、亜美ちゃん(仮名) とたまたま食事をする機会があったのだが、ちょっと驚いたことがある。
そのときの食事はナイフとフォークで食べる洋食だったのだが、 よく見ていると亜美ちゃんはナイフを右で、フォークを左で持っている。 話を聞いてみると、そうしないと切った肉をフォークで刺せないそうだが、 私は逆に、ナイフを左で持たないと肉が切れない。
というわけで、別の左利きの知人にも訊いてみた。 そうすると、彼も亜美ちゃんと同意見だという。
読者の皆様はいかがだろうか。教えていただきたい。
…と書いたら、 とある方から次のような書き込みをいただいた。情報感謝である。 (02.07.30)
ナイフは右、フォークは左である。
なぜか?
私はフォークを滅多に使わないのである。 今の住まいにもフォークは無い。
従ってビフテキなるものも箸とナイフで食らう。
箸を右では使えないのでナイフを右に持つことになる。
その惰性でフォークも左である。
周知のように、今年 5 月から「マイライン」が始まる。 詳しい話は知人のページにまとめられているのでそちらに譲るが、 私の場合はどうするのが正解なのかを考えてみた。
(ちなみに、この立案にあたって、 その知人氏より色々とご教示をいただいた。ここに記して感謝する。)
この文章を書いたあと、ADSL 値下げ競争の恩恵を享受して J-DSL に加入したので、 今ではタイムプラスも解約し、マイラインはすべて J 社にしてしまった。
(ちなみに、タイムプラスの解約には 116 に電話したわけだが、 じつはここ、年中無休で土日も受け付けてくれるのがありがたい。 口頭での本人確認だけで手続きが済んでしまい、面倒な書面提出や、 さらに面倒な窓口での本人確認は不要であった。)
なお、今では J 社や「K とか D とか」が「タイムプラス」 「エリアプラス」同等のサービスの提供をはじめたし、 この事業に新規参入する会社も出てきたので、 上記の事情は通用しにくくなってきているが、 それもすべて「当時はそうだった」ということで御容赦いただきたい。
さらに、電電公社との対抗値下げで「電話 de ODN 割引」なるものが始まったので、マイラインプラスに切り替えることにした。 マイライン変更手数料 840 円(税込)を払っても、 5 ヶ月で元が取れる計算である。
私の場合、現住地は東京である。通話料のほとんどをプロバイダへのダイアルアップ接続、 つまり市内通話が占めており、 市外通話は弟のところ (調布)と田舎以外にはほとんどかけないので、月に 100 円あるかないかである。 国際電話はかける相手がいない。
固定電話から携帯電話あてにもかけるが、 これについては安くあげる方法がない(携帯→携帯ならば安くなるが…) のでひとまずここではおいておく。携帯電話は電電公社の子会社を使っているが、 基本的に着信中心で自分からはほとんどかけない(ちなみに、いちばん安い 「プラン B」である)ので、これもひとまずおいておく。
現在のところ、市内通話は電電公社の「タイムプラス」で、月あたり 1000 円を超える割引を得ている(ちなみに、「テレホーダイ」は使っていない)。 市外通話は、電話機に SuperLCR がついていた縁で J 社を使っているが、 その会社の経営するプロバイダを使っているので、 「局番割引スーパー」が定額料なしで受けられ、 最大 45% 引き(この利用額では「年々割引」5% がきかないので、 半額にはならない)の恩恵に浴している。 もっとも、最大 45% といっても元が高々数百円なので、 得する額もたかがしれているのだが。
さて、それでは今後はどうするか。
この使用実績からすると、 キーポイントは市内通話をどこの会社にするかである。 が、これは素直に(?)電電公社を使う以外に選択肢がない。 電電公社ならタイムプラスがそのまま使えて、5 分 8.8 円 (深夜は 7 分 8.8 円)である。
新電電各社はどうかというと、「K とか D とか」や J 社は、いちおう電電公社と同額の 3 分 8.8 円 (深夜は 4 分 8.8 円;なお、3 月 13 日現在では J 社は以前の 「深夜も 3 分 8.8 円」という発表から変更がないが、 近いうちに 4 分 8.8 円に下げると思われる)であり、 関東ローカルの会社はいちおう他社より安い 3 分 8.7 円であるが、 いずれもそれ以上の割引がない(そもそも、 電電公社に払う接続料のせいで、新電電の市内通話は赤字なのだ)ので、 タイムプラスには太刀打ちできない。
もちろん、市内でマイラインプラスは選択する必要がない。
つづいて、県内市外。これは電電公社を使うか、このまま J 社にするか迷うところである。電電公社の「スーパーケンタくん」では、 定額料を無料にするためにはマイラインプラスに登録する必要があるが、 相手先がどんなに多くても一定の割引が確保されている。 あるいは、定額料金のいらない「ケンタくん 5」という方法もある。 一方、J 社ではプロバイダの利用実績があるのでマイラインプラスに登録する必要はないが、相手先が 5 局番を超えたぶんは無割引になるという危険性を秘めている。
こちらはどちらでもいいのだが、スーパーケンタくんはマイラインプラス登録がなんとなく束縛感を受けて嫌なのと、 じゃあケンタくん 5 はという問いに対しては、 毎月の通話明細を無料で出してくれることと、判官贔屓とから、 J 社を選ぶことにする。もちろんプラス抜き。 どうせどちらを選んでもひと月の差額は飴玉程度である。
最後に、県外。ここでは電電公社は不利である。これは J 社か 3 分 20 円固定の会社か迷う。 価格面では J 社が不利だが、 実は長距離でも割引を適用すると大して差がない。 一方、J 社の有利な点として、
国際電話は…ま、J 社か電電公社で特に問題ないでしょう。 これもプラス抜き。それとも未登録のままにしておくか。
え?「K とか D とか」はどうなったって? J 社と比べたメリットがあまりないし、 そもそもあの CM が嫌いなので却下です(爆)
さて、そう考えていた矢先、関東ローカル会社から、 国内 3 区分すべてでマイラインプラスに登録すると、自社プロバイダの月額料金を使い放題で 900 円にするというニュースが飛び込んできた。今のところは月々 1950 円であるから、乗り換えれば実に毎月 1050 円が浮く計算である。 さて、乗り換えるべきか…
マイラインプラスでこの会社を選んだ上で、 通話時に毎回 122 で電電公社を選べば、 プロバイダへの通話料はタイムプラスが適用されて万々歳…と思っていたが、 実はそうは問屋が卸さないのだった。このプロバイダのアクセスポイント、 すべてタイムプラス・テレホーダイ対象外番号なのである。 ちなみにここは、ふだんは 0081 で始まるアクセスポイント(3 分 8 円) を使い、公衆電話や出先の (0081 に加入していない)回線からは一見普通の(03 とかで始まる)、 しかし実は電電公社が割引をしてくれない電話番号を使うことになっている。
そこでキーポイントは、タイムプラスで得られる割引を捨ててまでこのプランに飛びつくのが得策かどうかであるが、 私の使用実績からいうと、 タイムプラスで月に少なくとも 1000 円以上の割引を得ている (これは電電公社の明細書に書いてある)ので、ヘビーユーザー、特に、 テレホーダイ利用者にとってはメリットがない。その反面、 関東ローカル会社ゆえ関東以外にはアクセスポイントがないというリスクを背負うことになる。
というわけで、この計画は残念ながら消えてしまった。
しばらく前から、「今までは正常に使えていたテレホンカードが、 ある日とつぜん使えなくなる」という事態が発生していた。 水に濡らしたのがいけないのか、折り曲げてしまったのがいけないのか。 貰い物だからタダとはいえ、40 度以上も残っているのは非常にもったいない。
ところが先日、あることを発見した。 私がふだん使うのは、今のご時世のためもあってか、 ISDN の差し込み口のついたタイプのものばかりなのだが、 そういう機械にテレカを通すと、「使えない」と撥ねられてしまう。しかし、 先日はたまたまそうでないタイプの電話機にダメモトで通してみたら、 これが通ったのである!その後、 そのカードを問題の ISDN タイプのものに通したらあっさり通ってしまい、 その後も順調である。
原因は今もって不明であるが、思い当たるフシがある。 それは、変造テレカ検知機構である。 磁気情報が弱くなってしまったカードがこれに弾かれていたのだが、 たまたま検知機構のない(あるいは、あっても検知力の弱い) ものに通した際に、磁気情報がしっかり書き直された、 と考えればつじつまは合うのであるが……だとすると傍迷惑な話である。
免許更新のため、学校での用事を済ませてから丸の内警察署へ。 千石から三田線で日比谷駅下車すぐ、である。
更新手数料支払、視力検査、写真撮影。免許証ができあがるまでの 30 分間は「講習」だが、優良運転者扱いなので、ビデオを見るだけ。 できあがった免許証はまだ青色である。 ネクタイを締めているのには特に意味はないが、 私の場合、更新がどうしても夏になるので、 T シャツ一枚ではなんとな〜く格好悪いなあ、と思っただけのことである。
免許更新後、三田線→浅草線で五反田のオフィスデポへ。 その後、渋谷へ。出発地の千石で都営線の一日券を買ってしまったので、 元をとろうと思ったのだが、 当たり前なことに都営でないバスは対象外なので、山手線利用である。
渋谷からは普通は営団線で帰るところだが、 今回は一日券がもったいないし、 自転車を停めてあるのがいつもの場所ではなく千石駅なので、 無理にバスを乗り継ぐことにする。三田行きのバスから都営三田線へ。 行きのときもそうだったのだが、 一部区間ではすでにホームドアが設置されていてちょっと感動。
が、この途中で車酔いしてしまった。満員のうえに停車・発車で揺れているバスの中で漫画などを読むのがいけないといえばそうなのだが…
いままで書いていなかったが、椅子のない生活では物書きに差し障るので、
だいぶ前に座椅子を買った。普通の座椅子ではなく、
ちょうどオフィスの机から脚を取り除いた形をしたやつである(右図)。
脚のついたガスチェアーのように座面のクッション機能はないが、
背もたれがあって非常に具合がいい。
ただ、ひとつだけ難点があった。これは簡易組立式のものなのだが、
背もたれを止めているネジがごく普通の皿ネジで、
プラスドライバーで締めるため、どうしてもきつく締められないのである。
そのため、体重をかけるとすぐに緩んでしまう。
右の写真を見てもらえばわかるが、すぐに緩んで擦れるために、
ネジ近辺のペンキが剥げていることがわかると思う。
さらに、ネジそのものを見てみても、
最初の 3 周くらいの部分がかなり摩耗していることがわかる。
そこで、このネジと同じ寸法(ネジ直径 10mm、長さ 30mm) で六角頭のものを 東急ハンズで買ってきた(右図)。いままでのネジをこれと置き換え、 モンキーレンチでしっかり締めてやると、これが非常にイイ感じ (平板なアクセントで発音してください)で、もう緩むことはなくなった。
でも実は、
六角頭のネジにプラスドライバー用の溝を掘ったものはすでにあって、
現にこの椅子でも、
工場段階で既に締められているネジにはそれが使われているのである。
…「モンキーレンチはどこの家にもあるわけではないからプラスネジに」
などと考えるくらいなら、最初からこの形のネジをつけてくれればいいのに。
私は今まで、携帯電話は持たない主義であった。 理由は簡単、「必要ない」からである。同意見の知人のページから引用すると、
移動体通信端末を持たないと全く同じ理由なのである。趣味というかポリシーですが、20世紀中には、 自分用の移動体通信端末(携帯電話など) を持たないことをここに宣言します。
公衆電話がどこにでもある首都圏で、 音質が悪いうえに料金が高い移動電話を使う意味が見いだせません。 ないよりは便利ですが、 その便利さが料金にまったく見合っていないと思っています。 (基本料金に類する維持費が完全に無料であれば着信専用に持つかもしれませんが、 電話に関しては今世紀中にはあり得ない話でしょう。 ポケットベルでは実現しましたけど。)
(01.10.19 追記)現在、 知人氏が携帯電話を持たない理由はまったく別のものに変わっている。 私はそういうことはないんだけどなあ…
ところがとうとう、ある事情によって、その日はやってきてしまった。 その事情というのは何かというと、先日、電話回線が故障し、 数日間にわたって私が外から音信不通になってしまうという事故があったのである。
どう故障したのかというと、 メタル線の一部が錆び付いてショートを起こしていたため、 「自分からは発信できるが、 他人から自分のところに電話をかけてみると、 「受話器が上がっている」と見なされてつながらないのである。
で、そのせいで某社の就職面接を棒にふってしまった。 またこのような事故が起こると非常に困るので、 とうとうあきらめてケータイを買うことにしたのである。
実際のところ、自分がケータイで電話をかけることは、 屋外での待ち合わせのとき以外はまずなく、したがってほぼ着信用で、 とすれば安心だフォンでもいいのであるが、 屋外での待ち合わせ時に相手にかけることがあるのはわかっているし、 どうせなら通話エリアの広い方がよかろうと思って、ドコモの D208(800MHz、「デジタル」)を選んでしまった。 もちろん料金プランは、基本料金が安く従量部分が割増の「プラン B」 である(じつは「おはなしプラス M」のほうがいいのかもしれないが、 これは、しばらく様子を見てから再検討する予定)。
さて、買ったはいいが、通話料が高いことがわかっているので、 ケータイでかけることがない。ところが、電話帳機能は非常に便利なので、 ケータイの電話帳画面で番号を表示させ、 それを見ながら固定電話なり公衆電話なりで番号をプッシュするという暴挙をつづけている。
というわけでどなたか、電話帳に登録されている番号をピポパ音でスピーカーから発声する(これを公衆電話のマイクにひろわせれば、 自動的に電話がかけられるという寸法だ) ようなケータイを作ってくれませんかねぇ。いや、マジで。
後日注: ケータイを持って出歩くようになってから、 iMode 機能がほしくなった、というのはここだけの話である。
さいきん、変造 500 円玉による自動販売機荒らしが問題になっていることは周知の通りで、今晩の(だったと思う)テレビニュースでも、 新型 500 円玉の鋳造が始まったという話題がテレビニュースがあった。
じっさい、街にある無人の自動販売機では 500 円玉使用不可のものが急速に増えていて、 ふと周りを見渡してみたら大半のものがすでに 500 円不可になっていた (ただし、有人の自動販売機、つまり、店舗内にある食券の券売機などでは、 店員の目が行き届くので、500 円玉が使えるところも多い)。 物理的に 500 円玉が入らないように投入口を狭めてあったり、 入れても受け付けずに返してしまう。
しかし中には、使用不可と書いておきながらじつは使えてしまうという、 単なるハッタリのものも少なくない。 犯罪を助長するといけないので具体的な場所は書かないが、 どうしてもというときは試してみる価値がある。
…ただし、試すときは不審者と間違われないようにじゅうぶん注意しよう。
生協で買う TDK DR-V200S 値段が安くてスマートメディアにも対応
初期不良対策で判を押さない
夜中でもメモが取りたい
聞き取りにくい tch/dzh が kh/gh になる
要イヤホン
まず、同じ A 列どうし、B 列どうしなら話は簡単である。 B5 から B4 は √2=141.4%、その逆は √(1/2)=70.7%。A3←→A5 のように 2 番飛びの場合は 200% と 50% である。
A4→B4、B4→A3(B5→A4)、A3→B4(A4→B5)、B4→A4 も、 大抵のコピー機では、いちいち計算しなくてもデフォルトの選択肢の中に入っている。ちなみに、これらの倍率は順に √(3/2)=122.5%、 √(4/3)=115.5%、√(3/4)=86.6%、√(2/3)=81.6% である。
ところが、ほとんどのコピー機では、その先の B5←→A3、A5←→B4 は、 手動で倍率を指定しなければならない。ところが、これの計算は面倒である。 机の上で計算すれば「B5→B4 が √2=141.4%、B4→A3 が √(4/3)=115.5%、 これらを掛け算して都合 √(8/3)=163.3%」だが、この 4 桁の掛け算を、 コピー機の前で暗算でできるはずがない。 A5→B4 は √3=173.2% だからいいが、ではその逆数は、 といわれるとやはりお手上げである。
こういうとき、実は、さきに出てきた 122.5%、115.5%、86.6%、 81.6% という数値をうまく使うと、簡単に計算できるのだ。
86.6%、81.6% に 2 をかけてみてほしい。なんと、問題の 163.3%、 173.2% に一致するのである! 逆に、122.5%、115.5% を 2 で割ると、 上記の数の逆数、61.2%、57.7% が出てくるのである。
これは、「B5→B4→A3」と考えないで、「B5→B3→A3」と考えればよい。 こう考えれば、「B5→B3 は 200%、B3→A3 は 86.6%、したがってトータルでは 86.6%×200%=173.2%」となるのだ。逆方向の「B4→A5」も、「B4→A3→A5」 とすれば、「B4→A3 は 115.5%、A3→A5 は 50%、トータルでは 115.5%×50%=115.5%÷2=57.75%」となる。
これはいざというときに便利である。お試しあれ。