このページ、「通信大学生だから…」と銘打ってはいますが、 実は通信制大学とはあんまり関係ありません。
しかしながら、「通信学生のための郵便料金事始」 というページを当該カテゴリの中で書いているため、 当該ページとの連携の都合上、このページも同じカテゴリの中に入っております。 紛らわしいタイトルで申し訳ございません。
2015年3月末をもって、クロネコメール便の個人消費者向けサービスが終了しました。翌4月からは「クロネコDM便」というサービス名になって、法人・団体と、個人でも自営業者の事業用の荷物のみ、 ほぼ従来通りの形でサービスが継続しています。
ところがその直後から、それまでクロネコメール便に顧客を奪われ続けてきた日本郵便が一大攻勢に出てきました。 かつてクロネコメール便を利用していた客層をターゲットにしたと思われる、 安価な新商品を立て続けに売り出してきたのです。
このページでは、そういった新商品についてまとめました。
私の場合、旧来はクロネコメール便を使って、80円(消費税5%込)または82円 (消費税8%込)でCD・DVDなどを送っていました。この値段、 一見したところ普通の封書と同額のように見えますが、実は、 普通の封書の料金でCD・DVDを送ることはできないのです。
どういうことかというと、 ケースから出した裸のCD・DVDの寸法が直径12cmぴったりなのに対して、25gまで82円・50gまで92円(いずれも消費税8%込、以下同様) で送れる「定形郵便物」には、 封筒の外寸が23.5cm×12cm以内という制約があるのです。 封をした時にぴったり23.5cm×12cmになる封筒も広く流通しています (長形3号。いわゆる「A4の3つ折り用」)が、 この封筒にはCD・DVDはギリギリ入らないのです。
そもそも、裸のCD・DVDをそのまま封筒に入れると傷がつく危険性がありますから、 一旦プラスチックケースなり保護袋なりに入れてから、 それをさらに郵送用の封筒に入れる必要があります。 そうすると、それだけで封筒の短辺が13cmくらいになってしまいます。
そして、この「23.5cm×12cm」というサイズを超えた郵便物は 「定形外郵便物」と呼ばれ、最低でも120円の料金がかかってしまいます。 (なお、サイズが23.5cm×12cm以内でも、重さが50gを超えると定形外郵便物です。)
さらに、クロネコメール便では一通一通の荷物に「お問い合わせ番号」 がついていました。この番号をヤマト運輸のホームページの追跡欄に入力すれば、その荷物が相手先の郵便受けに投函されたのか、 それともまだ届いていないのかを知ることができました。 また、もし予定日を過ぎても届いていない場合には、 営業センターに電話してこの番号を伝えることで、 その荷物が今どうなっているのかを調査してもらうことができました。
ところが、ポストに投函する普通の郵便物にはこのような番号がありません。 そのため、もし何らかの事故で行方不明になった場合には、 それ以上の追跡は困難を極めます。
郵便物にこのような追跡機能をつけてもらうためには、 ポスト投函ではなく郵便局の窓口に持っていき、「特定記録」の指定をつけて発送しなければいけません。 街の小さな郵便局は平日昼間だけの営業ですし (郵便物の集荷・配送を行っている大きな郵便局には「ゆうゆう窓口」 という時間外窓口がありますが、そちらも24時間年中無休とは限りません)、 何より、特定記録の指定をつけると160円の追加料金が発生します。
つまり、それまでは82円の料金でCD・DVDを追跡つきで送ることができた (しかも、全国のセブンイレブンからほぼ24時間365日いつでも発送できた) のに、クロネコメール便の個人向けサービス廃止によって、 CD・DVDを追跡つきで送るための料金が一気に280円(基本料金120円+特定記録160円) に跳ね上がってしまったのです。これはさすがに困りました。
特定記録についての詳細は、「通信学生のための郵便料金事始」のページの「特定記録」の項をごらんください。
信書◯ 追跡◯ A4・4kg 専用封筒 速達扱
ライト:3cm ポスト投函
プラス:厚さ∞ 手渡し
現在の「レターパック」は、 郵政民営化直前の日本郵政公社時代に登場した「エクスパック」に端を発します。
このレターパックは、料額印面(≒切手) とお問い合わせ番号が印刷された専用の封筒をあらかじめ購入しておき、 その中に書類や荷物を入れてポストに投函する、というのがミソで、 次のような特長があります。
このレターパックを使うと、郵便料金は
なお、レターパックライトには「厚さ3cmまで」という制約があります (レターパックプラスの場合、封筒を折ったり曲げたりして、 3cm超の荷物を入れることができます)。したがって、追跡が必要ない場合には、 250g超〜500g以内で3cmを超える荷物は(レターパックライトでは送れないので) 普通郵便で送るのが得策、ということになります。
レターパックについての詳細は、「通信学生のための郵便料金事始」のページの「レターパックを活用しよう」の項に画像つきで掲載してありますので、そちらをごらんください。
信書× 追跡◯ A4・1kg・3cm ポスト投函 自前の封筒 陸送
書きかけのメモ(非公開)
信書× 追跡○× サイズ∞・3kg ポスト投函 自前の封筒
信書× 追跡◯ A4・1kg・3cm ポスト投函 自前の封筒 陸送
信書◯ 追跡× A5・1kg・2cm ポスト投函 専用封筒 陸送
信書◯ 追跡× 紙幣サイズ・25g ポスト投函 専用封筒