東洋思想史(田中久文教官)レポート
題目
講義で扱った思想のうちで、特に興味を持ったものについて、
講義内容をふまえて、さらに研究を深め、自分なりの考えをまとめよ。
(注意)
- 単なる思想内容のまとめではなく、
それに対する自分の評価・見解を述べること。
- 数回の講義内容に関わるものでも可。
- 東洋思想でも、講義で扱わなかったものは不可。
字数
400 字詰め原稿用紙 10 枚以上。
(字数が満たされていれば形式は自由。ワープロも可。)
提出先
2 月 9 日〜2 月 16 日の間に教務課に提出のこと。
参考書(特に入手しやすいもの)
第 1 回 「東洋」とは何か
第 2 回 「東洋思想」とは何か
第 3 回 原始仏教
- 和辻哲郎全集・第 5 巻『原始仏教の実践哲学』岩波書店
- 山折哲雄『近代日本人の宗教意識
(II・1「やせほそった「仏陀」」)』岩波書店
第 4 回 唯識思想
- 角川文庫『仏教の思想 4・認識と超越 <唯識>』
- 横山紘一『唯識思想入門』第三文明社・レグルス文庫 No.66
- 横山紘一『唯識の哲学』平楽寺書店・サーラ叢書 No.23
第 5 回 『法華経』
- 渡辺宝陽『法華経・久遠の救い』NHK ライブラリー
- 田中芳郎『法華経』中公文庫 No.196
第 6 回 密教
- 松長有慶『密教』岩波文庫 No.179
- 頼富本宏『密教』講談社現代新書 No.926
- 学研・Books Esoterika 第1号『密教の本』
- 角川文庫『仏教の思想 9・生命の海 <空海>』
第 7 回 ヒンドゥー教
- 学研・Books Esoterika 第 12 号『ヒンドゥー教の本』
- 中村元選集 第 30 巻『ヒンドゥー教と叙事詩』春秋社
第 7 回 チベット密教
(編注: 誤って「第 7 回」という番号を 2 回使ってしまったとのこと)
- 川崎信定 訳『チベットの死者の書』ちくま学芸文庫
- 河邑厚徳・林由香『チベット死者の書』NHK ライブラリー
- 中沢新一『三万年の死の教え・チベット『死者の書』の世界』
角川文庫
- 学研・Books Esoterika 第 11 号『チベット密教の本』
第 8 回 天台思想
- 角川文庫『仏教の思想 5・絶対の真理 <天台>』
- 鎌田茂雄『天台思想入門』講談社学術文庫 No.626
- 新田雅章『天台哲学入門』第三文明社・レグルス文庫 No.72
第 9 回 華厳思想
- 角川文庫『仏教の思想 6・無限の世界観 <華厳>』
- 鎌田茂雄『華厳の思想』講談社学術文庫 No.827
- 木村清孝『華厳経を読む』NHK ライブラリー
第 10 回 宋学
- 島田虔次『朱子学と陽明学』岩波新書 No.637
- 桑子俊雄『気相の哲学』新曜社・ロンド叢書 No.6
- 丸山真男『日本政治思想史研究』東京大学出版会
Presented by KHK.