太陽のような星は、中心にいく程、 密度が大きくなっていきますが、いま仮に密度が一定だとした場合、 この方程式は簡単に積分できます。星の半径が R、 質量が M、だとした場合に圧力分布を求めなさい。 ただし、星の表面(r = R) で圧力はゼロになるとしてよい。 この時の星の中心圧力を G と M と R で表しなさい。
また、状態方程式が P = ρkT / μma であたえられるとした場合に、温度分布を求めなさい。 ここで、T は絶対温度、k = 1.38×10-16 erg K-1 はボルツマン定数、μ は平均分子量 (この場合は 0.76 とせよ)、ma = 1.66×10-24 g は原子質量単位である。 質量 M に太陽の質量(M◎ = 2×1033 g)、R に太陽の半径 (R◎ = 7×1010 cm)を代入し、 中心温度を cgs の単位で求めなさい。 実際の太陽の中心温度は、1 千 6 百万度と見積もられている。 計算値とずれがある場合は、その理由を述べなさい。