EUPPlayer が出力するデータは、俗に「生 PCM」と言われるもので、 曲名情報どころかサンプリング周波数のデータすら含んでいない、 波形データだけのものです。実際に Windows 上で再生するには、 WAVE 形式なり MP3 形式なりに変換しなければいけません。
オリジナル版の README-ja
ファイルには、
sox という汎用コンバータで出力データを
WAVE 形式に変換する例が出ています。
(が、手元の Windows 環境では、生成された WAVE ファイルはノイズだらけで、
まともに聴けるものではありませんでした。)
$ eupplayer -t .sw -r 48000 pon29.eup | sox -r 48000 -t .sw - pon29.wav
上記の例は、必要なファイルにパス(path)が通っていることが前提です。 「パスって何?」という人はいつか必ず躓きますので、 他人に訊く前に自力で勉強しましょう。
手元で LAMEを使って次のように試してみたところ、
きちんと再生できる MP3 ファイルができました。
「-c 1
」(入力データはモノラル、と明示)
がキーポイントのようです。
U:¥EUP> eupplay -t .sw -r 44100 pon29.eup | lame -r -c 1 - pon29.mp3
なお、LAME を使って WAVE 形式に変換することも可能で、次のようにします。
U:¥EUP> eupplay -t .sw -r 44100 pon29.eup | lame -r -c 1 --decode - pon29.wav