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本会の目指すもの

ひとのやらないことをやる

電脳外道学会の外道とは、「常人ノ為ササルノ道」です。 つまり、ふつうの人なら「これはこういう風に使うものだ」 という常識にとらわれて手を出さないようなことを、 わたしたちは果敢に実行に移します。

そうするからには、当然、あるていどの危険は伴います。 だからこそ、わたしたちは「適切ナル人柱精神ヲ常ニ掲ク」のです。

徒らに新しいものは追いかけません

ところで、人柱という言葉は、コンピュータの世界では通常、 「まだ世に出たばかりの品物に、初期不良覚悟で手を出し、 世のため人のために自腹を切って動作確認の実験台になる人」 という意味で使われます。

しかしながら、わたしたちは、そういう品物には徒らに手を出しません。 コンピュータの世界は秒進分歩といわれますが、もうすでに、 基本・基礎は、かなり成熟しています。 だから、コンピュータを快適に利用するためには、 必ずしも新しいものが必要ではないのです。

わたしたちは、あるていど古くなって成熟の域に達したソフトウェアを、 自らの需要が満たされる限りにおいて、だいじに使いつづけます。 現に、創立人は 4 代目のメインマシンが昇天するまで Windows 98 を使い続けましたし、メインのブラウザもまだ Netscape 4.78 です (必要なときは IE も使います)。UNIX で使っている Emacs だって、 いまだに Mule 2.3 をメインに使っていますが、不満はありません。 だから、「本会ハ温故知新ヲ旨ト」するのです。

もちろん、真に有益であると考えれば、 評価の定まっていない新製品であっても、 あるいは正式版の前の試供品(ベータ・ヴァージョン)であっても、 どんどん実験し、実用化します。だからこそ、一見矛盾する 「温故知新ヲ旨トシ」と「適切ナル人柱精神ヲ常ニ掲クヘシ」 が並列に並んでいるのです。

クラッカー(悪い意味でのハッカー)ではありません

さて、「外道」という言葉の元の意味に立ち戻ってみましょう。 辞書によると、

げどう ―だう 【外道】

(1)〔仏〕 仏教以外の思想・宗教。また、その信者。特に、 釈迦の同時代に存在した教説をさす。六師外道や九十五種外道など。 ⇔一道(4)⇔内道
(2)真理に反した説。また、それを説く人。邪道。
(3)人に災厄をもたらすもの。悪魔。 また、邪悪の相を表した仮面など。「金毘羅童子と作て、 ―諸魔を調伏し/読本・弓張月(拾遺)」
(4)人をののしる言葉。「悪魔―め、人の陰徳のさまたげをして / 滑稽本・七偏人」
(5)釣りで、目的とする種類の魚以外に釣れた魚。

(大辞林 第二版)
とあります。

しかしながらわたしたちは、「人に災厄をもたらす」つまり、 コンピュータウィルスを自らの手で撒いたり、 どこかのサーバーを故意に陥落させたりということは、決してしません。

「ハッカー」という言葉は今では「コンピュータで悪いことをする人」 (こちらを特に「クラッカー」と呼びます)と「尊敬に値すべき人」 という相矛盾する二つの意味を備えるにいたりましたが、 わたしたちは常に、後者の意味でのハッカーでありたいと思っています。


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© DENNOU GEDOU GAKKAI, N. D. D. 2016/03/10 15:09 JST

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