電脳外道学会、という名前を思いついてから、もう 1 年経ちました。
が、公式の場でこの名前を口にすることには、まだ抵抗を感じます。 相手がコンピュータ、なかんずく UNIX 文化に造詣のある人ならば、 「外道とは、クラッカーの意味でないほうのハッカーのことです。」 の一言で解決するのですが、そういうことに無関係な一般のかた、 特にお役所・一般企業などの“お堅い”相手に対しては、 「外道」という言葉を出すことに抵抗を感じます。
電脳“邪道”学会ならまだマシだったかな、とも思いました。
ところが、某氏より指摘を受けたのですが、 「外道」の対義語は「内道」であり、「邪道」の対義語は「正道」です。 そう考えてみると、「電脳邪道学会」では、「“正道”ではない」 という意味になってしまいます。
わたしたちは「一切ノ電脳犯罪ニ断固反対」していますから、 「“正道”ではない」というのは、これと矛盾することになってしまいます。
というわけで、わたしたちはここに高らかに宣言します。
外道は、正しい。
本会はこれまでもこれからも、この旗印のもと、 「常人ノ為ササルノ道ヲ講究」してまいります。
平成癸未皐月 椅子人