このページは、西暦 2000 年問題不対応(非対応にあらず)です。 2000 年の記事は 1999 年の記事の後ろにありますのでご注意下さい。
ここのところ、何度パンクを直しても再発するというトラブルに見舞われたので報告する。
10 月 9 日。夜、帰ってくるときにパンクに気付くが、 修理は後回しにしてとりあえず寝ることにする。
10 月 10 日。朝おきて気付いてみると、自転車が倒れている。 つまり、倒れたまま一晩放置されていたのである。あとから思えば、 この時点ですでにスポークが曲がっていたのかもしれない。
10 月 11 日。 仕方がないので、自分でチューブをタイヤから出してパッチをあてる。 しかし、このあと何度か、直してもまたパンクする(塞いだ穴がまた開くのではなく、塞いだところとは別のところに開くのである) ということを繰り返してしまう。
10 月 15 日。仕方がないので自転車屋に見てもらう。 たしかにそのときはいったん治ったのだが、その日のうちに再発してしまい、 仕方がないので自分で直す。じつは、この日の引き取り時に 「スポークが曲がっているので、早めに治さないと乗れなくなる」 と言われていたのであるが、 そのときは店に在庫がないために治せなかったのである。
10 月 16 日。前日に自分で治しはしたものの、何となく不安なので、 別の自転車屋に見てもらう。この時はパンク状態ではなく、 いちおう調べはしたもののパンクの原因となるような突起物も見つからず、 念のためリムの内側にビニールテープを貼るというだけの処置にとどめる。
以後しばらく、仕方がないので、 自転車で出かけるときには空気入れを常に携帯するようにする。
10 月 19 日。 気がつくと、このころには横方向のふらつきが非常に激しくなっていて、 ハタ目にもタイヤがまっすぐになっていないことが見て取れる。 そして帰宅途上、いきなりパンク発生。耳をすまして聴いてみると、 “シュー”という、空気の抜ける音がハッキリ聞こえる。 スポークを見てみると、何本も根元から折れているではないか。 エライコッチャ。
[10.22 に続く。]
東急ハンズ新宿店(UNIX の Netscape ではスタイルシート機能を停止しないと凍るので注意) で空気入れを買ってくる。
今回のものは、通常よく見るような、 鉛直に押下するポンプの脇にコンプレッサがついていて、 ホースでタイヤにつなぐタイプのものではない。 スティック状の携帯できるもので、鞄に入るので便利である (おそらく、本来は長距離のツーリングをする人などが使うものであろう)。
難点は気圧ゲージがついていないことか。
田舎から返ってくると、 自転車の空気圧が落ちている。そこで空気を入れようとするか入らない。 ポンプについている気圧ゲージは 3 気圧くらいまで上がるのだが、 すぐにゼロ(1 気圧?)に戻ってしまう。ポンプを押すと「スー、スー」 という、空気が漏れる音がしている。
いろいろ調べてみると、コンプレッサの近くでヒビ割れが発生していて、 そこから空気が漏れていることが判明。ビニールテープや、 風呂・水槽用のコーキング材での補修は不可能ということが判明した。
しかたない。あとで新しいものを買っておこう。
ということで、プロの技をこの目で見ておく。
ひとつ、チューブから空気を入れたら、 まずタイヤを 1 周すべてリムから外す。 ヘラ(タイヤレバーと言うらしい)を 2 本使って或る程度の範囲を外せば、 あとは手で簡単に開く。この状態だと、チューブの出し入れが簡単なため、 たとえリムに傷があってもチューブ損傷の心配がない。
前のパッチの接着が不十分だったので、これをはがして、 ゴムの残骸はガソリンと思われる液体で拭き取る。
つづいてパッチあてである。チューブには糊を塗って、 乾くまで待つ。
また、パッチ自体は、売られている状態では「台紙+パッチ本体+ ビニールカバー」の 3 層構造になっているが、 ビニールカバーはこの段階ではがしてはいけない。 ビニールごと台紙から外し、貼り付けてからハンマーでしっかり叩き、 くっついてからビニールをはがす…これが敗因であった。 僕の場合は先にビニールをはがしてから貼り付けたので、 パッチの端の部分に手垢がついて、きちんと固定できなかったのである。
で、空気を入れ、水につけて水漏れがないことを確認し、 タイヤの中に戻す。きちんとタイヤを出しておけば簡単に戻せる。
ついでだからブレーキも調整してもらう。 このくらいの耗り方はよくあることらしいということで、 ブレーキの遊びを小さくしてもらうだけにとどめる。
パンク 1200 円、ブレーキ 200 円、しめて 1400 円ナリ。
実は、2 月に交換して以来、まだ半年も経っていないというのに、 前輪のブレーキゴムがかなりスリ減っているのである。 まあ、これは、左手で傘を差したり荷物を持ったりして、 右手の前輪ブレーキしか使わないでの急坂下りを毎日のようにしているからなのであろうが…それにしても気になる。 今回交換してもまたすぐ減るようならば、こんどはプロに見てもらおう。
それから、ワイヤーのたるみ具合も調整してもらわねば。 右がずいぶん握り込まないと利かないので、 今度自転車屋に寄ったときに調整してもらおう。
さて、この件であるが、今日はもう気力が残っていないので、 交換作業はまた後日ということで。
そういえば、タイヤの溝もずいぶん減っているので、 しばらくしたら交換せにゃいかんな。
(余談)自転車の左右どちらのブレーキが前輪でどちらが後輪か? この覚え方は「バイクと同じ右が前輪」である。当然ご存じとは思うが、バイクの場合、右手が前輪ブレーキで、 後輪ブレーキは「四輪車と同じ」右足、左手は 「四輪車のペダルが右から ABC であるのと同様」クラッチである。
もちろんギヤは残った左足。これは右ハンドル圏だと 「四輪車と同じ」左であるが、左ハンドル圏だと違うんだよなぁ…
ランプ部をふと見てみると、 発電器のギヤ(?)の当たる部分のタイヤがずいぶん削れている。
周りにある他の自転車と見比べてみると、
タイヤに接する部分の位置が低すぎる。図を見れば一目瞭然→
タイヤをよく見てみると、そのためと思われる縄目がきちんと掘ってあるではないか!
というわけで、もうすこし上になるように直した。 ついでに、発電器の中心軸の延長線がホイールの中心を通っていなかったのでそれも修正。
そうすると、ランプのスイッチを入れるときに先端部が泥よけ
(ずいぶん無茶な乗り方をしているので、かなり湾曲しているのです)
にあたってしまうのであるが、まあこれは仕方ない。
強引に泥よけのほうを曲げてしのぐことにするが、
これでダメになったら何か別の方策を考えよう。
パンクが直ったのでランプをつけてみる。なかなか順調である。
ヘラ(?)でタイヤをこじ開ける。 最初はチューブをリムから外さなければいけないかと思っていたが、 実はそうではなく、チューブが一部でも露出したときにそれを指でつまみ出せばぜんぶ出てくるのである。
最終的に空気注入口をねじ開けてチューブを外す。 穴の空いている位置はすぐにわかった。ただ、「原発巣」のすぐとなりに、 以前にヘラで開けたときに傷めたと思われる穴がもう一つあいていた。
紙ヤスリでみがいてパッチを貼る。が、つかない。それもそのはず、 糊をつけていなかった(^^;) 糊をつけて貼り直す。 貼って、ハンマーが手元にないのでそこらへんにあるもので固定。
水に入れてみると、きちんと気密が保たれていない。 仕方がないのではがして貼り直す。念のため周囲にも糊を塗って固定。 乾いてからタイヤの中に入れて、組み立て直して空気を入れる。 とりあえず空気漏れはないようである。 漏れていたら明日はきちんと自転車屋に行って直してもらおう。
ちなみに、今回はパッチの上のビニールカバーをはがしてから貼ったが、 本当は乾いてからビニールをはがすらしい。つけたままでも良さそうだ。
実はランプはすでに買ってあったのであるが、 前のランプの残骸がついていて、はずれなかったのである。 今日やってみたら、水道用の万能レンチ(モンキーも可) で簡単に開いてしまった。
とりあえず取り付けてみる。タイヤがパンク状態(あとで直さねば) なので点灯試験はできず。おまけに、しばらく走ってみると、 上を向いているはずのランプ部が下に落ちてしまう。 ねじが緩いのだろう、あとで直しておかねば。