Anmerkungen am ECC

これは、東大 ECC システムのユーザーのためのメモです。 それ以外の方が読んでも、あんまり役に立ちません。

00.06.14 otp.ecc 活用法

otp.ecc.u-tokyo.ac.jp というマシンでは、UNIX マシンでありながら Windows Home Directory(Z:\) 配下に書き込みができる。 これは Windows でトラブった場合に何かと便利であるし、 あるいは、次のような応用も考えられる:

さて、かように便利な otp.ecc であるが、 もともとが OTP(one-time password)による ftp アクセスと、 そのためのパスワード生成が目的であるから、便利なツール、たとえば tcsh が置いてない。さらに、これは sparc ではなく i86pc マシンなので(詳しくは、 % uname -i または % uname -a を参照)ので、 ux???.ecc.u-tokyo.ac.jp/usr/local/bin/tcsh をホームディレクトリ配下にコピーするだけというわけにはいかない。

そこでどうするかというと、バイナリパッケージを探してくるのである。 黙って ftp://sunsite.sut.ac.jp/pub/sun-info/Solaris/intel/2.5/sunsite.unc.edu/tcsh.6.06. i86pc.Solaris.2.5.1.pkg.tgz をダウンロードして gziptar で展開し、 でてきた tcsh/root/usr/local/bin/tcsh をどこかパスのきいたところに、たとえば ~/bin/tcsh86 という名前で置いておけばいいだろう。

00.06.13 doskey が使えないとお嘆きの方へ

ECC では、Windows 環境で「ファイル名を指定して実行」 ができないようになっている。 また、エクスプローラもスタートメニューから外されている。 が、バッチファイルをうまく使えば簡単に起動できるということは、 よく知られた事実である。

つまり、Windows Home Directory(Z:\) の下の適当なディレクトリにたとえば MS-DOS Prompt.cmd というファイルをメモ帳で作る。中身は「@cmd」の 1 行だけ。(「@command」でもいいのだが、 「@cmd」の方がおすすめ。また、好みに応じて PATHPROMPT の設定などをしてもよい。) それをダブルクリックすれば見事に DOS 窓が開くのだ。 エクスプローラも同様に出せる。

さて、そうすると、doskey コマンドや、 cmd.exe のエイリアス機能が使えないという不満が出てくる。 私の場合、「dir /w」のかわりにタイプ数の少ない 「ls」を使うという習慣がある(逆に、UNIX では 「ls -l」の代わりに「dir」を使う)ので、 doskey ls=dir /w $* が使えないのが痛い。

でもそれも心配無用、今度は ls.cmd というバッチファイルを作ってしまえばいいのだ。ついでに mvcatrm も作っておこう。


Copyright © IIJIMA Hiromitsu aka Delmonta, 2016/03/10 15:09 JST
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