辞書について
私が使用している各種辞書・事典類についての雑記です。
特に、複数の辞書を使用したことがあるものについて、
その比較をしてみました。
漢和辞典
- 『新版 漢語林』(大修館、1994)
- 「現代日本語で文章を書く」という点を主眼においた辞書で、
- 同じ訓の単語(たとえば「早い」「速い」)
の使い分けの説明
- JIS 漢字すべてを付録ではなく本文に収録し、
コードも本文中に付記
などいろいろな工夫が見られる。著者らのいう
- 「近年…言語生活も機械化の開発に伴い、
その能率的効果の顕著な反面、
漢字・漢語に対する知識が著しく低下し、…
この機会にこそ、
漢字・漢語に対する正しい知識の修得を目指し、…
そのためには、…正確簡明にして使用しやすい漢和辞典の登場がぜひとも必要である。」
- 「漢字は難しく漢和辞典は利用しにくいという世論に厳しい反省を加え、
できうる限り親しみやすく利用しやすくするために、
様々な新工夫をこらして、その現代化に努めた。
(ともに序より)とあるとおり、
「現代国語」への強い指向性が感じられる辞書である。
- 『新字源』(角川書店)
- 私の知る限りでは、
漢文の専門家は口をそろえてこれを勧めるのだが、
私が使った限りではそれほどのメリットは感じられなかった。
「まず漢籍を理解しなければ、国語における用法も理解できない」
という編集方針なので、私の望むものとは食い違っていた、
というところであろうか。
一般英語辞典
心理屋のくせに大辞典を持っていないとは何事か!って?
実は大辞典の類は図書館に頼っています(^^;)
- 『ジーニアス英和辞典 改訂版』(大修館)
- 『カレッジライトハウス英和辞典』(研究社)
- 『カレッジライトハウス和英辞典』(研究社)
- The Bantam Roget's Thesaurus (New York: Bantam Books)
ドイツ語辞典
- 『アルファ独和辞典』
- 『郁文堂和独辞典』
- Langenscheidt's German-English & English-German Dictionary
- QuickDic
専門英語辞典
データブック
- 『理科年表』(丸善)
六法
- 『岩波基本六法』
- 『ポケット六法』
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