情報処理試験 1998年9月                        1998年度夏学期
試験時間90分、問題用紙1枚、答案用紙(両面)1枚            担当 牧野淳一郎
注意:教科書、参考書等の持ち込みは不可

問題1 以下の一連の作業を行う方法を説明せよ。なお、出来ればそれぞれの作業について2通り
以上の方法を示すこと。ただし、(b)については1通りでよい。
(a)自分のホームディレクトリの下に新しいhomeworkという名前の実行ファイルをつくり、そこに
カレントディレクトリにあるkadai.pasというファイルを移動する。
(b)kadai.pasをパスカルコンパイラでコンパイルして。kadaiという名前の実行ファイルをつくり、
さらにこれを実行する。
(c)kadai.pasというファイルを元にして中身を変えたkadai1.pasというファイルを作る。
(d)自分で作ったのは確かだがどのディレクトリにあるのか忘れてしまったtest.pasという名前の
ファイルを捜す。

問題2 以下のプログラム(の一部)とその説明を読んで、プログラムが間違っていればその誤りを
説明し、説明通りのことをするように修正せよ。なお、誤りは一つであるとは限らない。

例:if a=0 then writeln('a is positive');
もしaの値が正なら、a is positiveと出力する。
同答:これは、aが正の場合ではなく、aが0に等しい場合に出力するようになっている。正しい
プログラムは以下の通り。if a=0 then writeln('a is positive');

(a)                                         (b)
if a > b then begin                         n := 10;        
   b := a;                                  for i := 0 to n do begin
   a := b;                                      readln(data)
end;                                            sum += data;
                                                if nmax > n then begin
もしaがbより大きければ、aとbの値を入        end;
れ換える。                                  writeln('sum = ', sum, 'max = ', nmax);
                                           入力した10個の数字の最大値を出力
                                           する。


問題3 以下のような事例を例として、計算機ネットワークを使ったコミュニケーションの特性や
注意すべき点について論ぜよ。